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トップコーチが教える「重心と圧力の分離」— M・ブラックバーンとA・フィッツパトリックの最新スイング理論

ゴルフのスイング解析技術は日々進化しており、感覚で語られてきた動きがデータで明確に証明される時代になりました。

今回は、PGAツアーのトップコーチであるマーク・ブラックバーン氏と、アレックス・フィッツパトリック選手が取り組んでいる「COMとCOPの分離」という最先端のコンセプトについて解説します。

スイングの鍵を握る「COM」と「COP」とは?
スイング中の身体の動きを理解する上で、以下の2つの用語が重要になります。

COM (Center of Mass = 重心): 身体全体の重さの中心点。

COP (Center of Pressure = 圧力中心): 足の裏を通じて地面にかかる圧力の中心点。

アマチュアゴルファーの多くは、スイング中にこの2つが同時に同じ方向へ動いてしまいます。しかし、トッププロのスイングデータを見ると、特定のタイミングでこの2つが意図的に「分離(Separation)」していることが分かっています。

アレックス・フィッツパトリックが語る「良い分離」
BAL.ON Golfの記事内で、アレックス・フィッツパトリック選手は、自身のコーチであるマーク・ブラックバーン氏との取り組みについて次のように明確に語っています。

「コーチのマーク・ブラックバーンと一緒に、ダウンスイングでCOP(圧力中心)が前方に移動し、COM(重心)がボールの後ろに残るという良い『分離(Separation)』を作ることに取り組んでいる」

この「分離」がもたらすメリット
ダウンスイングの初期段階で、足元の圧力(COP)をターゲット方向(左足)に踏み込む一方で、身体の重心(COM)をボールの右側に残す。この動きには以下の効果があります。

強大なタメと捻転差の維持: 上半身が突っ込むのを防ぎ、クラブをインサイドから下ろすスペースが生まれます。

地面反力の最大化: 左足で地面を強く踏み込む力(ブレーキ)と、右に残った重心との引っ張り合いにより、スイングスピードが爆発的に向上します。

インパクトの安定: 重心がビハインド・ザ・ボールの状態でインパクトを迎えられるため、厚い当たりと高い打ち出し角を実現できます。

アマチュアゴルファーはどう実践すべきか?
この「重心と圧力のズレ」を体感するためには、以下のポイントを意識した練習が効果的です。

ステップドリル: 切り返しの瞬間に左足を踏み込みますが、頭の位置は右足の上のままキープする意識を持ちます。

圧力の移動を先に行う: 腕やクラブが下りてくるよりも前に、足元の圧力(COP)だけを左へシフトさせるタイミングを身につけます。

まとめ
「COM(重心)」と「COP(圧力中心)」の分離は、現代のパワーゴルフにおいて欠かせない要素です。マーク・ブラックバーン氏のようなトップコーチが最新機器を用いて指導するこの動きは、我々アマチュアゴルファーの飛距離アップやスイング改善にも大きなヒントを与えてくれます。

次回の練習では、ぜひ「足元の圧力は左、身体の重心は右」という引っ張り合いの感覚を意識してみてください。

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