こんにちは、ぶっ飛び力学の山崎壱鉱(いっこう)です。
中上級者向けの飛距離アップ専門のコーチとして活動しています。
2021年4月、松山英樹選手が日本人初のマスターズ優勝を成し遂げましたね。
あの歴史的な快挙の裏に、あまり知られていない「ある変化」があったことをご存知でしょうか?
それは、スイングリズムの改善です。
それまでの松山選手といえば、トップポジションで明確な「間」を作るスイングが特徴でした。

多くのゴルファーが理想とする、「トップで止めて、タメを作る」という動きです。
しかし、ある時アメリカのコーチから、こんな衝撃的なアドバイスを受けたそうです。
「トップで止めるのはダメだ」
その後、松山選手のスイングからトップでの「停止」が消え、その結果としてマスターズを制することになりました。
これは決して偶然ではありません。
スイングリズムこそが、飛距離とパフォーマンスを決定づけるカギだったのです。
では、科学的に正解とされるリズムとはどのようなものなのでしょうか?
実は、スイングリズムには「黄金比率」が存在します。
それは【 3:1 】です。
具体的には、
・テークバックからトップまで:3(の時間)
・切り返しからインパクトまで:1(の時間)
という比率です。
(より正確な平均値は3.2:1と言われています)。
「テークバックはゆったりと、ダウンスイングは素早く」。
この比率が、最もエネルギー効率の良いスイングを生み出すことがわかっています。
「自分のリズムなんて意識したことがない」
そう思われるかもしれませんが、実はそこが一番の問題点です。
多くのアマチュアゴルファーの方は、この黄金比率が崩れてしまっています。
以前、私のクライアント様でこんな事例がありました。
最新の解析ツール「Sportsbox」で測定してみると、リズムが【 4.2:1 】になっていたのです。
「ゆっくり振れ」というアドバイスを忠実に守りすぎた結果、テークバックに時間をかけすぎてしまっていました。
そこで、「テークバック時の右足への荷重を増やす」という調整を行いました。
ヘッドスピードを上げようとしたわけでも、筋トレをしたわけでもありません。
するとどうなったと思いますか?
自然とテークバックのスピードが上がり、リズムが3:1に近づいただけで、キャリーが20ヤードも伸びたのです。
ここでお伝えしたいのは、「トップで間を作れ」「タメが重要だ」という昔からの教えが、バイオメカニクス(生体力学)の観点からは必ずしも正しくないということです。
トップで一度完全に止まってしまうと、せっかく作ったエネルギーがリセットされてしまいます。
そこから再加速するのは効率が悪いですし、何より「3:1」の流れが途切れてしまいます。
松山選手も、「止めるのはダメだ」というアドバイスを受け入れてスイングを変え、スムーズな切り返しを手に入れました。
メディアではあまり語られませんが、バイオメカニクスを学ぶ者にとっては、あれは科学的に正しいリズムへの進化でした。
あなたのリズムは今、何対1になっているでしょうか?
・テークバックが遅すぎる(4:1や5:1)
・逆に速すぎて打ち急いでいる(2:1以下)
・そもそも毎回バラバラ
これらは感覚では分かりません。
数値で確認することが不可欠です。
あなたの飛距離が伸びないのは、パワー不足ではないかもしれません。
ただ、リズムが少し崩れているだけかもしれないです。
私のレッスンでは、感覚や勘に頼らず、Sportsboxを活用してあなたのスイングリズムを数値化します。
そして、最適な「3:1」の黄金比率を実現する方法をお伝えしています。
松山英樹選手が選んだ進化の道を、あなたも一緒に歩んでみませんか?