© ぶっ飛び力学 / 山崎壱鉱
HOME無料メルマガ / 第22
無料メルマガ / 22

【注意】「捻転差」は腰を壊す凶器になる

こんにちは、ぶっ飛び力学の山崎壱鉱(いっこう)です。

中上級者向けの飛距離アップ専門のコーチとして活動しています。

今回は、少し怖い話をします。

しかし、長くゴルフを楽しむためには避けて通れない、 非常に重要な話です。

「腰を止めて、肩を回せ」 「捻転差(Xファクター)が大きいほど飛ぶ」

皆さんも一度は、この言葉を聞いたことがあるはずです。 日本のレッスン界でも、長く神格化されてきた理論です。

しかし、この教えがトッププロの選手生命を奪いかけた 「凶器」だったことを、ご存知でしょうか。

その被害者とは、2021年のフェデックスカップ王者、 パトリック・キャントレーです。

彼はかつて、腰の疲労骨折によって約3年間もの間、 戦線離脱を余儀なくされました。

期待の若手だった彼が、 なぜこれほど長くゴルフを奪われたのか。

その原因こそが、「Xファクターの作りすぎ」でした。

通常、スイング中の捻転差(肩の回転角と骨盤の回転角の差)を 「Xファクター」と呼びます。

そして、切り返しの瞬間に下半身が先行することで、 この差がさらに広がる現象を 「Xファクターストレッチ」と言います。

一般的なプロの場合、 この切り返しでの増幅量は「約5度」程度です。

しかし、腰を壊していた当時のキャントレーのデータは異常でした。

【改善前のデータ】 トップでのXファクター:36度 切り返し時のXファクター:54度 増幅量(ストレッチ):18度

トップでの36度自体は、決して大きくありません。 問題は、切り返しで生まれた「18度」という過剰な引き伸ばしです。

彼は非常に柔軟性が高い選手でした。

それゆえに、切り返しで腰を一気に先行させた際、 上半身が置き去りになり、 腰椎が雑巾のように絞られすぎてしまったのです。

18度もの急激なストレッチ。

物理的に見れば、 それは「ゴムを引きちぎるような負荷」が、 スイングのたびに腰の骨にかかり続けていたことを意味します。

これでは、体が破壊されるのも時間の問題でした。

そこで彼は、復活に向けてスイングを根本から改造しました。 目指したのは、「ねじりすぎない」スイングです。

【改善後のデータ】 トップでのXファクター:50度(深く回す) 切り返し時のXファクター:53度 増幅量(ストレッチ):3度

危険なストレッチ量が、 18度から「たったの3度」にまで激減しています。

そして特筆すべきは、 「ストレッチを抑えた結果、クラブスピードが向上した」 という事実です。

以前は「筋肉の引き伸ばし」に頼って飛ばしていました。

しかし修正後は、トップで全体を深く回し、 その形を崩さずに下半身と連動させることで、 エネルギー伝達の効率が上がりました。

腰への負担を減らしながら、飛距離も伸びた。

これが「物理的正解」です。

この問題は、プロだけの話ではありません。

先日、私の元へ相談に来た中学生の女子ジュニア選手(Aさん)も 同じ悩みを抱えていました。

彼女は周囲から「しなやかなスイング」と絶賛されていましたが、 飛距離の伸び悩みと、時折感じる腰の違和感に苦しんでいました。

3D解析を行うと、キャントレーと同じ傾向が出ました。

「ストレッチ量:16度」

柔軟性が高いために、切り返しで骨盤が先行しすぎてしまい、 体幹の「張り」が失われていました。 伸び切った古い輪ゴムのような状態で、 パワーが伝わっていませんでした。

そこで私は、彼女にこう指導しました。

「筋肉でねじるのはやめよう。足裏の圧(プレッシャー)でタイミングを整えよう」

具体的には、以下の2点です。 ・トップ時の意識:右足かかとへの加重 (骨盤の無駄なスウェーを抑え、深い「懐」を作る) ・切り返しの意識:左つま先へのシフト (右かかとの圧を保ったまま、左足のつま先へ圧を移動させる)

「対角線上の圧の移動」を意識することで、 上半身と下半身がバラバラにならず、 一つの塊(ユニット)として加速する準備が整います。

その結果、彼女のストレッチ量は「4度」まで収まりました。

本人は「以前より力を抜いている」感覚でしたが、 インパクト効率が劇的に上がり、 キャリーで15ヤードの飛距離アップを達成しました。

ここで強調したいのは、 「Xファクターの危険性は、ビデオ(2D)では絶対に見えない」 ということです。

キャントレーのスイングも、Aさんのスイングも、 映像で見れば非常に美しく見えました。

しかし、3Dモーションキャプチャで解析して初めて、 「脊椎にかかっている異常なトルク」が可視化されました。

「もっと腰を早く回せ」 「もっと体をねじれ」

そんな根性論的な指導が、 どれほど多くのジュニアやアマチュアの腰を壊し、 飛距離を奪っているか。

数値に基づかない感覚の押し付けは、時に「凶器」になります。

パトリック・キャントレーの空白の3年間は、 私たちに教えてくれます。 「柔軟性は、正しく管理しなければ怪我と飛ばない原因になる」と。

ゴルフは、力任せに体をねじ切るスポーツではありません。

物理現象を正しい順番で起こし、 自分の体の特性に合わせた最適解を見つけるゲームです。

「ぶっ飛び力学」に基づく私の指導では、 数値の力で、あなたのスイングを安全に、 そして圧倒的に進化させます。

あなたのスイングに、 一生モノの「安全」と「飛距離」を手に入れませんか?

P.S.

日頃から、「体験レッスンはいつ受けられますか?」という お問い合わせをよくいただきます。

大変心苦しいのですが、普段は専属契約で支援している 生徒様のデータ解析とマンツーマン指導に多くの時間を割いているため、 いつでもお受けできるわけではありません。

一人ひとりのスイングを最先端ツールで精密に解析し、 的確な指導を行うためには、 どうしても物理的にお受けできる人数に限界があります。

そのため、私のスケジュールに空きが出たタイミングでしか ご案内できないのが現状です。

しかし今回、スケジュールの調整がつき、ごく少数ではありますが、 【3日後の18時】より体験レッスンの新しい枠をご案内できることになりました。

毎回、早期に枠が埋まってしまいますので、あらかじめご了承ください。

また最近、システムの都合上、一部のお客様から 「大切なご案内メールが届かない(迷惑メールに入ってしまう)」 という事案が発生しております。

せっかくの限られた募集枠を見逃してしまうのを防ぐため、 3日後の18時からのご案内は、 到達率100%の公式LINEからも同時にお送りします。

感覚論を捨てて、本気でスイングの「根本治療」をし、 +30〜50ヤードの飛距離を実現したい方は、明日の特別な案内を 確実にお受け取りいただくためにも、今のうちに友だち追加を済ませておいてください。

▼公式LINEの友だち追加はこちら https://info.ikko-yamazaki.com/line/join?route=hikyori&page=mail-main-022

配信当時の原稿を掲載しています。サービスの最新情報はレッスン・募集案内をご覧ください。